建築施工管理技士とは…
建築施工管理技士は建設業において建設現場を技術的に管理・監督する国家資格です。
工事現場では安全にそしてスムーズに作業をすすめるために、技術上の管理をする責任者を指す【主任技術者】・【監督技術者】の配置が法律で義務付けられています。
建設施工管理技士の資格は、そうした技術者として現場を指揮・管理をし、建築物の施工を安全、そして十分な品質で行うための重要な役割です。
建築物が完成するまでの一連の流れである、施工計画の立案・工事工程管理・安全管理・品質管理などこれら全ての段階に関与し、施工中の工事現場で働く作業員の調整や指導も行います。
また、安全対策の徹底・品質基準の確保なども建築施工管理技士の重要な役割です。
建築施工管理技士１級と２級の違い…
１級も２級も建設現場での施工管理に携わる点では共通していて、仕事内容に大きな違いはありません。
では何が違うのか？
それは管理できる現場の規模です。
１級建築施工管理技士は管理できる工事の規模の上限はありません。
超高層マンション・大型商業施設・公共施設などの大規模工事や請負金額が4,500万以上の工事を担当することが可能です。
２級建築施工管理技士は主に中小規模の工事をを管理します。
元請・下請問わず幅広く活躍できますが、請負金額が一定以下の工事だったり、管理可能な工事規模が法律で明確に定められています。
また、２級建築施工管理技士の資格は【建築】【躯体】【仕上げ】の３区分に分かれています。
それぞれの区分で担当できる工事内容が異なります。
下の表は区分ごとに管理可能な工事を表しています。
このように１級建築施工管理技士は管理可能な工事規模に上限はなく大規模で重要な現場管理を担当することができる一方で、２級建築施工管理技士は中小規模の工事や特定分野に特化した現場管理を担当します。
２級は３区分に分かれているのに対し１級は全ての分野を管理できる点も大きな違いです。
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